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第7回 Music Creation Awards 2025
レポート

2026.2.15開催

Music Creation Awardsロゴ

『Music Creation Awards』とは?

音楽賞「Music Creation Awards」は、次代を担う若き音楽クリエイターの存在と活躍を社会に広く発信し、彼らの音楽活動とキャリア形成を後押しすることを主な目的として創設されました。

2/15(日)開催の「第7回 Music Creation Awards 2025」では、ミュージッククリエーション専攻7期生が「卒業作品」として完成させた1枚のセルフプロデュース・アルバムをステージで披露。

第一線で活躍する様々な業界のプロによる審査を経て、各賞が選出、表彰されました。
本イベントの様子をお伝え致します!

第7回 Music Creation Awards 2025

開催概要

【 開催日時 】

2026年 2月15日(日)15:00〜17:30

【 開催場所 】

大阪音楽大学ミレニアムホール

【 出演者 】


Reina

藤井さくら

キム・スビン

Amagi Koh

bimu

時崎 空奏

中森史章

【 受賞者 】

ストリーミング部門 最優秀賞

キム・スビン

キム・スビン
キム・スビン
キム・スビン

ストリーミング部門へのエントリー作品のうち、最も再生回数が多かったアーティストに贈られる最優秀賞を受賞したのは、キム・スビンさん。
アルバム「Departure」は全曲オーケストラの重厚な響きが特徴の作品です。

今回演奏された楽曲は『Crimson Blades』。
古代の日本のような、またはどこか東洋の神秘を感じさせる、独特のアジアテイストな楽曲に、モノクロームの水彩画のようなタッチで描かれたアニメーションがシンクロ。非常に映像的な楽曲で、情景やストーリーが目に浮かぶような説得力に、場内は飲み込まれました。

演奏では箏の音色が存在感を示していました。「民族楽器が好き」というキムさんならではのアイデアと構成力が光っていました。
アイドルへの楽曲提供といった仕事もされているそうで、それは民族楽器を生かした楽曲が作れることから依頼が来たのだそうです。

「映像に音楽を付けることが好き。母国の韓国での仕事はしたけど、日本でもやってみたいです」というキムさん。
映像的な楽曲で、ストリーミング部門 最優秀賞の受賞となりました。

チャレンジング部門 最優秀賞

時崎 空奏

時崎 空奏
時崎 空奏
時崎 空奏

演奏された『温冷日』は、ゲストボーカルを迎え、時崎さんはシンフォニックなバンドサウンドをバックにピアノを演奏するというロックバラード。

子供の頃にボーカロイドと出会い、その魅力に取り憑かれた時崎さんは、幼少期から習っていたピアノと吹奏楽の経験を活かし、ボカロPとしての作曲活動も行っています。

「自分の色をなるべく出さず、純粋に曲の世界を表現したいと思ってます。」

そんなストイックな姿勢で楽曲制作に臨む時崎さんは、演奏後のインタビューでも自分の声を使わず、チャットで会話するという独特の方法で会場を沸かせてくれました。

今回の受賞は、「歌声」へのこだわりを形にするために続けた努力がチャレンジングだとして、チャレンジング部門 最優秀賞が贈られました。

プレゼン&パフォーマンス部門 最優秀賞

中森史章

中森史章
中森史章
中森史章

公演内容の出来映えが最も素晴らしかったアーティストに贈られるプレゼン&パフォーマンス部門 最優秀賞を受賞したのは、中森史章さん。

力強いカウントで火蓋を切った演奏は、弩級のフュージョン。中森さんのドラムを中心に、ギター、ベース、キーボード、テナーサックスという5人編成のインストゥルメンタル・バンド形式です。

複雑に絡み合うコード、速いパッセージ、切れの良いキメ、そしてグルーヴをキープしつづける中森さんのドラミングに、生演奏のダイナミズムを直接肌で感じることができました。

自身もフュージョンバンドを組み、ライブハウスで演奏しているという中森さん。プレイヤーとして圧倒的な「現場感」があったのも、そういった活動の積み重ねによるものでしょう。

今回作られたアルバム「Elements」は宇宙がテーマで、演奏された『Gravity』はその名の通り重力を表現したような、徐々にリタルダンドするアウトロが特徴の曲。
汗や熱気を感じるようなパフォーマンスに、プレゼン&パフォーマンス部門 最優秀賞が贈られました。

インストゥルメンタル&サウンドトラックアルバム部門
 グランプリ

藤井さくら

藤井さくら
藤井さくら
藤井さくら

インスト及びサントラ作品を対象に、出来映えが最も素晴らしかった作品に贈られるインストゥルメンタル&サウンドトラックアルバム部門のグランプリは、藤井さくらさんが受賞しました。

制作されたアルバム「The Floating Garden ~ Welcome to the Aether Fairground ~」は曲ごとに異なる音楽ジャンルを持ち、幅広い音楽性ながら、トータルで聴くと筋の通った世界観やストーリーを感じさせてくれます。

今回演奏されたのは『The lake of lost whirligigs』という楽曲で、フルオーケストラアレンジのもの。

静かに始まり、旋律をリフレインしながら少しずつ展開する様子は、夜が明けて朝になり、空には鳥たちが飛び交うような情景を鮮やかにイメージさせてくれます。

アルバムを聴いて感じる音楽性の幅の広さは、幼少の頃からの鍵盤楽器から吹奏楽での木管楽器、バンド経験まであるという藤井さんならではのものでしょう。

卒業後は映画やCM音楽の仕事に携わりたいという藤井さん。みずみずしい感性で作られたアルバムに、インストゥルメンタル&サウンドトラックアルバム部門のグランプリが贈られました。

ボーカルアルバム部門 グランプリ

時崎 空奏

時崎 空奏
時崎 空奏
時崎 空奏

歌モノアルバムを対象に、その出来映えが最も素晴らしかった作品に贈られるボーカルアルバム部門。そのグランプリを受賞したのは、時崎 空奏さんでした。

審査員からは「ボーカルに対する愛情と、それにまつわる全てのサウンドのバランスの良さ、そしてご自身が客観的に作品を見ていることが受賞の決め手になりました」というコメントがありました。

制作されたアルバム「崩壊レゾナンス」はどの楽曲も高い完成度を持っていますが、特にボーカルを中心に据えた曲としての完成度を追求していることが感じられます。

今回、「チャレンジング部門」とのダブル受賞となった時崎 空奏さん。アルバムは様々な方の協力があって完成したことに対する感謝の意を、チャット画面に打ち込んでいました。

「社会の歯車になってください」

社会の歯車。それは決してネガティブな意味ではなく、エンターテインメントを創造する人間として、人々を勇気づけ、社会を回していくための、自分だけの形をした歯車になってください─

審査員である中野量太氏のコメントは、これから社会に出ようとする学生たちに対し力強いエールとなりました。

ミュージッククリエーション専攻で過ごした4年間。同じカリキュラムを学んでいても、最後には全員が想像以上に個性豊かで幅広く、ハイレベルな物を生み落としていく。MCAを見て、そんなことを感じました。

音楽というのは、数学のように一つの解を求めるものではなく、無限に解があるものです。でも、闇雲にやっても「正解」にはたどり着けないでしょう。だから学び、何度も実験し、先達からアドバイスを受け、人前でたくさん恥をかくのですね。

最初はいびつな形であっても、自分の歯車を作り、少しずつでも社会を回していく。
20年後も決して錆びないように、ミュージッククリエーションで学んだ「考えるための基礎力」をエンジンにしていく。
困難な時代、難しい時代と言われる今だからこそ、エンターテインメントが果たす役割は多く、それによって救われる人も多いはずです。

そんな希望を、今回のMusic Creation Awardsで感じました。

(取材・文 BUBBLE-B)

【 審査員 】

岡田 信弥(株式会社カプコン サウンドクリエイティブ室 ミュージックチーム長)

加藤 裕介(作曲家・編曲家)

栃尾 恒樹(有限会社プレストーン 取締役 音楽ディレクター・エンジニア)

中野 量太(映画監督)

RUNG HYANG(ルンヒャン)(シンガーソングライター、プロデューサー)

【 主催 】
大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻

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