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教員紹介

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三ヶ尻 正


みかじり ただし(MIKAJIRI Tadashi)

大阪音楽大学大学院
舞台言語表現法他 講師

学歴・学位

東京大学文学部英語英文学科卒業(学士)

専門分野・主な担当科目

[専門分野]ヘンデル研究、オラトリオ研究、英独羅ディクション(歌唱発音)、対訳・字幕制作
[担当科目]リブレット研究A、舞台言語表現法A

研究テーマ

17世紀から現代にいたるオラトリオの歴史研究、ヘンデルのオラトリオの構造研究、ヘンデルおよび同時代の声楽作品台本の政治との関係の研究、など。

これまでの主な活動業績

【演奏・運営・経営】オラトリオ東京(合唱団)では事務局長としてヘンデル《ユダス・マカベウス》やシューマン《楽園とペーリ》など演奏機会の少ない大作の上演を手掛け、日本ヘンデル協会では運営委員の一員としてオペラ《オットーネ》《パルテノペ》《デイダミーア》《アリオダンテ》、オラトリオ《復活》などの上演に携わっています。

【著書・訳書】『メサイア・ハンドブック』(1998)、『音楽家の英語入門』(2000)、『ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック』(2001)『歌うドイツ語ハンドブック』(2003、以上㈱ハンナ)、『ヘンデル 創造のダイナミズム』(共訳、2009、春秋社)『オペラ事典』(共著・編集協力2013、東京堂出版)、『トスティ全英詩歌曲対訳』(2015、奈良芸術文化協会)、『プーランク・混声合唱曲集』(うちラテン語対訳と発音部分を担当)(2015、音楽之友社)、『ヘンデルが駆け抜けた時代』(2018、春秋社)

【発表]】The French connection: Cardinal Carlo Colonna and the Austrian siege of Naples(英Handel Institute、第11回Conferenceにて)

【対訳・字幕・言語指導】
オラトリオ・カンタータ等:カリッシミ《イェフタ》(対訳・字幕)、ストラデッラ《洗礼者ヨハネ》(字幕)、ヘンデル《メサイア》(対訳・字幕・言語指導)、《エジプトのイスラエル人》(対訳・字幕)、《ユダス・マカベウス》(対訳・言語指導)、バッハ《ヨハネ受難曲》(対訳・字幕・言語指導)、メンデルスゾーン《エリヤ》(対訳・字幕)、《聖パウロ》(対訳・字幕)、シューマン《楽園とペーリ》(対訳)、ブラームス《ドイツ・レクイエム》(対訳・字幕・言語指導)、マーラー《嘆きの歌》、第8番《千人の交響曲》(対訳・言語指導)、交響曲第2番《復活》、第3番、第4番(言語指導)、オルフ《カルミナ・ブラーナ》(対訳・言語指導)
オペラ:パーセル《アーサー王》(字幕)、モーツァルト《魔笛》(字幕・言語指導)、シューマン《ゲノフェーファ》(対訳・字幕・言語指導)、メノッティ《電話》《泥棒とオールドミス》(言語指導)、《領事》(字幕・言語指導)、ヒンデミット《往きと復り》(字幕・言語指導)、ブレヒト/ヴァイル《ヤー・ザーガー》(字幕・言語指導)、リゲティ《ル・グラン・マカーブル》(言語指導、日本初演)、クルシェネク《信じること、その値段は》(対訳・字幕・言語指導、日本初演)、マデルナ《サテュリコン》(言語指導、日本初演)、グラス《流刑地にて》(字幕・言語指導、日本初演)、ナイマン《妻を帽子と間違えた男》(字幕・言語指導、日本初演)
その他:シューベルト《美しき水車小屋の娘》(対訳・字幕)、シューマン《詩人の恋》《女の愛と生涯》(対訳・字幕)、ワーグナー《ヴェーゼンドンク歌曲集》(対訳)、マーラー《子供の不思議な角笛》《さすらう若人の歌》《亡き子をしのぶ歌》《リュッケルトの詩による5つの歌曲》、R.シュトラウス作品10,17,19,21, 22,26,27,29,31,32,39,68,69(対訳・字幕)、シェーンベルク作品2,8(対訳)などを含め古今の歌曲多数。

【教育・普及】
教育:新国立劇場オペラ研修所、国立音楽大学および大学院、桐朋学園大学、東京学芸大学大学院、東邦音楽大学、東京室内歌劇場にてドイツ語・英語・ラテン語のディクション(歌唱発音)指導。京都市立芸術大学大学院、国立音楽大学大学院にて宗教曲、オラトリオ、オペラ、台本、詩学、韻律法などに関する授業。
その他:NHK Eテレ『ららら♪クラシック』のヘンデルに関する回で3度出演、NHK FMクラシックアワーのヘンデルに関する回で2度司会出演。

教育方針

・リブレットや作品に関する分野では、成立当時の社会・宗教・政治などの背景を理解した上で、実際の台本や楽譜に触れながら理解を深められるよう、深く作品を掘り下げます。
・舞台言語・歌唱発音の分野では、テキストの解釈や韻律法に加え、音声学に基づいた科学的なアプローチにより、実際の歌唱に生きる発音、聴衆に伝わる発音を目指します。

所属団体

日本音楽学会、日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会

その他

・言語指導や対訳・字幕制作ではプロの演奏に関わる仕事に頻繁に関わってきた経験を活かし、演奏団体の状況、聴衆からの要求なども含め、現場の実情を反映した講義・指導を心がけています。
・合唱団や音楽団体の経営に加え、音楽以外の会社経営にも長く関わってきており、講義・指導には経営感覚にもとづいた視点も随所に織り込まれている、と評されています。