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第4回 Music Creation Awards 2023

レポート

2024.2.18開催


Music Creation Awardsロゴ

『Music Creation Awards』とは?

音楽賞「Music Creation Awards」は、次代を担う若き音楽クリエイターの存在と活躍を社会に広く発信し、彼らの音楽活動とキャリア形成を後押しすることを主な目的として創設されました。

2/18(日)開催の「Music Creation Awards 2023」では、ミュージッククリエーション専攻5期生が「卒業作品」として完成させた1枚のセルフプロデュース・アルバムをステージで披露。
第一線で活躍する様々な業界のプロによる審査を経て、各賞が選出、表彰されました。
ミュージッククリエーション専攻〝最後の課題〟にふさわしい本イベント、その様子をお伝え致します!

第5回 Music Creation Awards 2023

開催概要

【 開催日時 】

2024年 2月18日(日)15:00〜17:30

【 開催場所 】

大阪音楽大学ミレニアムホール

【 出演者 】


Me(:mi
榊原 凜
松尾 和真
木村はづき
cor
藍良あれれ
YUDAI
木村 誠太
mooni
KOHEI
nia

【 受賞者 】

パフォーマンス部門 最優秀賞

藍良あれれ

「ハート、奪っちゃいました!」

Music Creation Awards 2023のパフォーマンス部門 最優秀賞を受賞したのは、藍良あれれさん。
制作されたアルバム『+@』は、ダンサブルなアレンジの楽曲とハスキーなボーカルやラップで、「インターネット」に向き合う自分を表現するというコンセプトのもの。

今回のステージで披露された楽曲は、アルバム『+@』から『インターネットお姫様=====♡』。SNSでのコミュニケーションをテーマにしたこの曲は、まさに〝ネット世代〟ならではという作品。

ステージではちょっとした小芝居から始まり、エレクトロでダンサブルな楽曲と中毒性のある声で、会場は一瞬で〝藍良あれれワールド〟に飲み込まれました。

会場を歩き回り、楽曲の世界観を全身で表現したことが評価され、見事にパフォーマンス部門 最優秀賞に選ばれました。

審査員の馬瀬 みさきさんからは、「完全にトゥン9 トゥン9されちゃいました」とコメント。楽曲内で使われたワードの一部を引用するほど強いインパクトがあったようです。

ストリーミング部門 最優秀賞

KOHEI

ストリーミング部門 最優秀賞を受賞したのは、KOHEIさん。
制作されたアルバム『フォトグラフ』は、キャッチーなメロディと、3歳から習っていたというピアノが活かされたアレンジの光る、爽やかな風が吹くような楽曲集です。

今回のステージでは『タスキ』を披露。「明日へのタスキを渡していこう」という前向きな歌詞の楽曲で、キーボードを演奏しながらのパフォーマンスがなされました。

ストリーミング部門としてノミネートされた楽曲は『夢ひとつ』。アップテンポなロックアレンジの楽曲で、夢を持ち続ける大切さについて歌われた楽曲。こちらもピアノが活かされた爽やかなアレンジで、その心地よさとキャッチーさ、そしてほんのりとした切なさが多くのリスナーに届きました。

受賞したKOHEIさんは、「期間中たくさん聴いて頂き、ありがとうございました。これからも良い曲をたくさん書きたいと思います」と受賞の喜びを語っていました。

チャレンジング部門 最優秀賞

Me(:mi

「挑戦して良かったです!」

制作過程から作品性に至るまで、新しいことへのチャレンジが評価されるチャレンジング部門の最優秀賞を受賞したのは、Me(:miさん。

制作されたアルバム『FANTASIA』は、魔法を使うファンタジーの世界で女の子二人の友情を描いたアニメの劇伴として制作されたもの。
今回はフルオーケストラを率いて、アルバム全楽曲をメドレー形式にして演奏されました。

明と暗、緊張と緩和といったコントラストを持つダイナミックな楽曲は、アニメを見る人の感情にも強く訴えかけるでしょう。

プレゼンターであるミュージッククリエーション専攻の徳永暁人特任教授からは「Me(:miは歌モノの作曲が素晴らしいのですが、今回オーケストラの楽曲に初めてチャレンジし、完成させたことが受賞に繫がりました」と評価されました。

インストゥルメント&サウンドトラックアルバム部門

グランプリ

榊原 凜

インストゥルメント&サウンドトラックアルバム部門のグランプリを受賞したのは、榊原 凜さん。

制作されたアルバム『Fantastic Memory』は、幻想的な世界をテーマに作られたインストゥルメントアルバム。読書をしている時や映画を観ている時に引き込まれるような感覚を表現した作品とのことです。

演奏された楽曲は『茜映ゆる空』。和風でオリエンタルな響きと悠久の時の流れを感じさせるダイナミックな楽曲です。

プレゼンターである映画監督の中野量太さんからは「聴いているうちに映像が想像出来るような楽曲でした。映画やドラマの音楽が作りたくなったらお待ちしています」とのコメントが寄せられました。

受賞した榊原さんは「まさか自分が呼ばれるなんて思っていなかったので、驚いています。ありがとうございます」と喜びの声を上げていました。

ボーカルアルバム部門

グランプリ

藍良あれれ

ボーカルアルバム部門のグランプリを受賞したのは、藍良あれれさん。
藍良さんは、パフォーマンス部門 最優秀賞とのダブル受賞となりました。

プレゼンターのRUNG HYANG(ルンヒャン)さんからは「インパクトやキャラクターもあるのですが、楽曲のクオリティの高さがありました。まさに策士だなと思いました」と評価されました。

藍良さんは「まさか呼ばれると思ってなかったので、言葉にならないです。ありがとうございます」と喜びの声を上げていました。

ミュージッククリエーション専攻の学生達は、4年間の在学中に数多くの授業を受け、数多くの課題をこなしてきました。とても多くのエネルギーが必要な4年間だったに違いありません。

時には課題の難しさに苛立つ夜もあったでしょう。それでもそれぞれの音を見つけて、Music Creation Awardsという学生時代最後の舞台で、見事に見せてくれました。

徳永特任教授の言葉から、学生達の個性を受け止める懐の広さと、それをどこまでも伸ばす高い技術力がミュージッククリエーション専攻にあることを感じさせてくれました。

高い専門性はもちろん、20年後も実力派であり続けるための「考えるための基礎力」を持った卒業生が輩出されていくことが実感できました。

高い専門性はもちろん、20年後も実力派であり続けるための「考えるための基礎力」を持った卒業生が輩出されていくことが実感できました。

Music Creation Awardsは、学生生活ではゴールですが、音楽人生では夜明け前です。
これからも才能を磨き続け、東の空に昇る朝日のように世の中を照らしてくれるでしょう。

(取材・文 BUBBLE-B)

【 審査員 】

馬瀬 みさき…作曲家

岡田 信弥…株式会社 カプコン サウンドプロダクション室 ミュージックチーム長

小暮 登記江…株式会社アゲハスプリングス

栃尾 恒樹…有限会社 プレストーン 取締役 音楽ディレクター・エンジニア

中野 量太…映画監督

RUNG HYANG(ルンヒャン)…シンガーソングライター、プロデューサー

【 主催 】
大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻

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