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第4回 Music Creation Awards 2022

レポート

2023.2.11・2.13開催



Music Creation Awardsロゴ

『Music Creation Awards』とは?

音楽賞「Music Creation Awards」は、次代を担う若き音楽クリエイターの存在と活躍を社会に広く発信し、彼らの音楽活動とキャリア形成を後押しすることを主な目的として創設されました。

2/11(土・祝)開催の「Music Creation Awards 2022」本編では、ミュージッククリエーション専攻4期生が「卒業作品」として完成させた1枚のセルフプロデュース・アルバムを披露しました。
第一線で活躍する様々な業界のプロによる審査を経て、各賞が選出、表彰されました。
SDGsにも配慮された本イベント、その様子をお伝え致します!

第4回 Music Creation Awards 2022

開催概要

【 開催日時 】

[ Music Creation Awards 本編 ] 
2023年 2月11日(土・祝)15:00〜18:30

[ MCA オープン・アカデミー ] 
2023年 2月13日(月)15:00〜17:00

【 開催場所 】

[ Music Creation Awards 本編 ] 
大阪音楽大学ミレニアムホール(オンライン無観客配信)

[ MCA オープン・アカデミー ] 
大阪音楽大学A号館301教室(オンライン公開講座)

【 出演者 】


石上 葵
neguse
中西 美有
キム・ジウン
池田 きひろ
Δplat
奥谷 星哉
Keida Keiko
MOMO
いのめちゃん
Himitsu
柴田 拓也
若林 響
Yua
ニドネハル
弘世 亮佑
You Yoshizu
松谷 志吹
かおちー
吉田 育子
Nao

【 受賞者 】

最優秀アルバム賞

弘世 亮佑

「まさか自分が頂けるなんて思ってもみませんでした。とても嬉しく思います。」

Music Creation Awards 2022で最優秀アルバム賞を受賞したのは、弘世亮佑。
制作されたアルバム『夜咄』は、夜をテーマにしたもの。哀愁を帯びたメロディラインとタイトなビブラートで歌い上げるボーカル、そして心地よいグルーヴを与えてくれるギター。それらを洗練されたアレンジで聴かせる完成度の高さが評価され、見事に最優秀アルバム賞に選ばれました。

今回のステージで披露されたのはアルバム『夜咄』から『狼』。歌詞の世界観とサウンド、そしてパフォーマンスが見事に一致し、聴く者に感動を与えていました。

審査員長の三枝成彰先生からは、「みんな良かったので票がいっぱい割れました。その中で受賞されましたが、みんな強敵ばかりですね。私は作曲生活を60年、2000曲を書いてきました。作曲という仕事は大変なこともありますが頑張ってください。」とのコメントを頂きました。

最優秀チャレンジング賞

池田 きひろ

最優秀チャレンジング賞を受賞したのは、池田 きひろ。

オーケストラを中心としたアルバム『戯れの小品』から2曲を披露。1曲目はクシシュトフ・ペンデレツキを彷彿とさせる前衛的な楽曲で、不協和音や特殊な奏法で奏でられた楽器音たちを緻密な構成によって見事に映像的な作品へと昇華させていました。

2曲目は1曲目とは対照的に聴きやすい楽曲で、短い尺の中に組曲のようなドラマ性を感じさせてくれました。

オーセンティックなオーケストラ形態にも関わらず、個性や挑戦を感じさせてくれたことから、最優秀チャレンジング賞に選出されました。

最優秀パフォーマンス賞

ニドネハル

最優秀パフォーマンス賞を受賞したのは、ニドネハル。

「キテレツソング」をコンセプトとして作られたアルバム『キテレツ超百科』から『マグロ解体ショー』と『メンマを馬鹿にするな!』『I Love ヤダノドカ』の3曲が披露されました。

可愛くも不思議で、めまぐるしい情報量を持つ楽曲を、ハイテンションなパフォーマンスで表現しきったニドネハルが、最優秀パフォーマンス賞に選出されました。

最多ストリーミング賞

neguse

最多ストリーミング賞を受賞したのは、neguse。

閉園テーマパークをコンセプトに作られているゲームのサウンドトラックとして制作されたアルバム『My Toy Box』から、本公演の為にアレンジした『Circus Doll–Orchestra ver.–』が演奏されました。

実際のゲームの画面をプロジェクターに投影しながら演奏された『Circus Doll–Orchestra ver.–』は、閉園したテーマパークらしい、もの悲しさや不気味さを感じさせてくれる、情感たっぷりのワルツ。

高い完成度を持つアルバム『My Toy Box』は、事前のストリーミング回数で1位となり、最多ストリーミング賞に選出されました。

最優秀プレゼン賞

中西 美有

最優秀プレゼン賞を受賞したのは、中西 美有。

TVアニメ「マナリアフレンズ」に向けて作られた楽曲で構成されたアルバム『魔法世界の二人の少女』の楽曲が、「マナリアフレンズ」のアニメーション映像と共に流されました。

実際に商業作品として機能している楽曲ということで、「マナリアフレンズ」の世界観を伝え、そして拡げてくれるような役割を明確に感じ取れたことから、最優秀プレゼン賞に選出されました。

最優秀楽曲賞

Keida Keiko

最優秀楽曲賞を受賞したのは、Keida Keiko。

全ての楽曲を英語で作詞して作られたアルバム『Talk To Myself』は、Lady GagaやZeddに影響された彼女のルーツがストレートに反映されたかのような作品です。

最多ストリーミング賞にもエントリーされており、そこには英語コメントが多く寄せられていて、海外のリスナーにもしっかりと伝わっていました。

ステージで披露された『Even Just A Little』はEDMテイストを持つメロウなバラードで、会場は幻想的な雰囲気に満たされていました。

出演者が参加したレセプションの様子


本編終演後、審査員を務めた方々と出演者のレセプションが開かれました。
ステージでの本番を終えて荷が降りた出演者は、明るい表情でレセプションに参加。
音楽業界やエンタメ業界の生の声を、興味津々に聞き入っていました。

「これまでになく、票が割れました」
審査員のコメントが、どの作品も非常に高いクオリティを持っていたことを物語っていました。

ミュージッククリエーション専攻の生徒達は4年間にわたり、音楽と真摯に向き合ってきました。時には悔しい思いをすることもあったでしょう。
そうして自分の殻を破り、新たな世界へと羽ばたくための翼を自らの手で作ってきた生徒達は、Music Creation Awardという学生時代最後の舞台で、最高の作品を見せてくれました。

去年に続きコロナ禍の中で開催されたMusic Creation Awardは、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」が目指すマルチステークホルダー・パートナーシップを実現しています。充実した教育環境の中でのびのびと創造された作品を、肌で感じることができました。

Music Creation Awardは最後のステージですが、音楽人生の〝本番〟が始まるのはこれからです。
新しい世界でも、ワクワクするようなリズムと、胸が高鳴るようなメロディを奏でてくれるに違いありません。

(取材・文 BUBBLE-B)

Music Creation Awardsの様子

【 審査員 】

三枝 成彰(作曲家)※審査員長
馬瀬 みさき (合同会社 bransic 作曲家・作詞家)
岡田 信弥 (株式会社 カプコン サウンドプロダクション室 ミュージックチーム長)
神田 大介 (株式会社 スマイルカンパニー クリエイター事業部 部長)
倉田 健次 (映画監督/脚本家)
関口 夏光 (株式会社アゲハスプリングス取締役)
栃尾 恒樹 (有限会社 プレストーン 取締役 音楽ディレクター・エンジニア)
中野 量太 (映画監督)
中山 祥 (TMI 総合法律事務所 弁護士)

【 主催 】
大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻

【 協賛 】
学習塾レベルアップ/MUSUBI 合同会社
日本国家館/FinTech 株式会社
合同会社 SIGN SOUND/bransic
スタジオえむ
西町ワイン食堂
近畿ハウス株式会社
庄内本通商店街振興組合
Patisserie & Cafe Noah’s ark
手打さぬきうどん えん
らーめん 雑魚
フラワーショップ 花憐

【 協力 】
Billboard Live OSAKA

【 後援 】
経済産業省

MCA + SDGs

Music Creation Awards × SDGs

~ 持続可能な音楽産業の未来へ向けて ~

音楽賞「Music Creation Awards」の趣旨や基本理念はSDGsと親和性が高く、次世代のため「持続可能な世界の実現」に資する使命は、特に共鳴しています。本「Music Creation Awards」はSDGsが掲げる17目標の内、以下の4つの目標をオプティマイズした取り組みを通じて、SDGs達成に貢献します。

SDGs_04
SDGs_05
SDGs_10
SDGs_17

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」ことを誓っています。(出典:ジャパンSDGsアクション・プラットフォーム|外務省

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