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愛される王道ポップスで、表舞台も拓いてく。

馬瀬 みさきさん

TOPICS / 2021.4.26



アニメ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』主題歌や、小柳ゆき、アイドルマスターへの楽曲提供、映画『天気の子』の劇中歌を担当するなど、在学時から作曲家として頭角を現してきた馬瀬みさきさん。
卒業後、2020年末にデビュー。
裏方と表方の両方の立場で音楽ができる今が「楽しくて仕方ない!」(2021年3月現在)

IZUMISAKI



「馬瀬は歌った方がいい」。
恩師のコトバに背中を押されて。

―― いまは東京ですか? どんな毎日?

2020年春に卒業してすぐ東京に引越しました。住宅街だし、コロナ禍で引きこもってるのであまり東京にいる感じがしません。基本的に自宅で作業していて、歌モノ、劇伴、CM音楽など制作をしつつ、IZUMI SAKIの楽曲制作の時はスタジオ、そんな毎日です。

―― アーティストとして、表舞台に立つことには慣れましたか?

少しずつ(笑)。ずっと裏方でしたからカメラで撮られるのも緊張します。金髪にしてみたり、服装も学生時代は黒系ばかりでしたが、『IZUMI SAKI』のイメージに合うようなポップで明るめの服を選んでいます。先日、MV撮影があったのですが、普段の2倍ぐらい口を開けて歌ったり、キーボード演奏も動きを大きくしたり。表舞台に立つにあたっての表現方法を学びました。

―― どんな経緯で『IZUMI SAKI』を結成することに?

大学 3 回生の終わり頃から作家活動をしてきましたが、Cr専攻の徳永先生から「馬瀬は歌った方がいい」という言葉をもらって。それが現在の『IZUMI SAKI』の活動につながっています。“職業作曲家”という意識が音楽活動のコアにあることには変わりないです。


―― デビューミニアルバム「5 Season Classics」のMVとリリックビデオをYouTubeで拝見しました。歌もアニメーションもキュンキュンしますね。


“愛される王道ポップス”で勝負したくて、ポップスど真ん中のラブソングを書きました。とある男女が出逢ってから結婚するまでの物語を春夏秋冬になぞらえて5つの歌で表現しています。曲中に、自分が昔から馴染みのあるクラシックの名曲を入れ込んでいるんですが、ここは職業作曲家として、アレンジの面白さをアピールしています!気付いてくれるといいなあ。


――どれぐらいのペースで作曲をしていますか?

職業作曲家はスピードも求められます。曲の長さや作業量にもよりますが、週に2~3曲が普通ですね。学生時代から、外部の方と仕事をしながら学校の課題もこなしてきたので、スピード感は鍛えられました。

短くてもいいので、
毎日、曲を書く練習を!

――はじめて作曲したのはいつ?

幼少期から通っていたピアノの先生から、クラシックだけでなく、ジャズやファンクなども教わりました。その教室で、年1回、作曲発表会があったので、ピアノを触りながら曲を作っていました。



――音楽を仕事にしようと思ったのは?

小学生くらいでしょうか。親がピアノの先生だったので、ピアノの先生もいいなとも思っていました。具体的に“作曲家”になりたいと思ったのは高校生です。ただ、どうすれば映画音楽を手掛けるような作曲家になれるのか方法がわからず、音楽大学で話を聞いてみようと思って。ちょうど高2の時に大音にCr専攻が新設されることになり、これしかない!と思いました。

――Cr専攻に入るためにどんな準備をしましたか?

入学前に渡邊先生から「どんなに短くてもいいので、毎日、曲を書く練習をしてください」とアドバイスがありました。それから毎日やりました。曲と言えないようなものも含め400曲以上はあります。その時の五線譜、東京に持ってきていますよ。見返して、そこからアイデアを膨らませることもあります(笑)。

―― 学生時代、印象に残っているプロジェクトは?

入学後すぐ、渡邊先生から「外部プロジェクトで映画音楽を作るので、参加したい人は集まってください」と呼びかけがありました。PCで作曲を始めてから、ひと月しか経っていない頃かな。休日にCrの教室に集まって作業をしたのですが、緊張で手汗が止まらなかったです。そこでありきたりの曲ばかり書いてしまって。先生に「馬瀬さんの個性はなんだろうね」と言われたことがあります。

―― 映画音楽のトップクリエイターである渡邊崇教授から学んだことは?

映画音楽は映像と音楽が合わさってこそ効果を生むものです。「主人公がこんな表情をしたとき、この一音が流れることに意味がある」という感覚をはじめて知りました。その組み合わせで感情が揺さぶられるもので、一音一音をどれだけ大切にするべきかを学びました。

――ほかの学科とのコラボや交流もありましたか?

レコーディングをするときなどに、自分で声をかけて演奏者を集める時もあったので、その機会を通して他専攻の学生との繋がりは広がりました。この音域が出るかどうかなど、実際に楽器を演奏する人にしかわからない質問も、他専攻の友達に聞いたり演奏助手の先生に聞いたりしていました。

――大音に興味のある「高校生」にメッセージを。

曲を書く練習を大切にすること。「学びたい意欲」をアピールすること。自分で何かを発信してみること。「はじめの一歩を恐れずにやれたら大丈夫、踏み出すところから始めようぜ」と徳永先生にも教わりました。夢を持って大学に入る人も、大学に入ってから夢を見つける予定の人も、学びたい気持ちがあれば有意義で楽しく感じられる大学だと思います!

IZUMI SAKI (馬瀬みさき、森いづみ)

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