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在学生・ソアレス門下生(ピアノ)のポルトガル講習会


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クラウディオ・ソアレス特別教授の門下生3名から、2023年3月12日~19日に行われたポルトガル講習会のレポートが届きました!現地の美しい風景とともに、充実の7日間を振り返ります。

1. ポルトガル・パヴィアでのワークショップ

マリア・ジョアン・ピリス先生とクラウディオ・ソアレス先生のワークショップが行われたのは、ポルトガルの中南部、アレンテージョ地方にあるパヴィアという街の美しいホテルです。

湖畔の美しいホテルが舞台

自然豊かな周辺

私たちがホテルに到着するとピリス先生が出迎えてくださっていました。ようこそ!とピリス先生は一人一人にほほ笑みかけてくれました。私たちの顔も思わずほころび、これから始まる7日間に期待が膨らみました。

ワークショップは次の日から始まりました。学生一人一人の演奏を聴いた後、ピリス先生が今回のテーマについて話してくださいました。「自分自身のことを、また他の人のことも観察するということが大切です」それは常に自然体で自分や他者の全てを受け入れることであると、ピリス先生の姿を見て感じることができました。

ワークショップでのピリス先生(左)

3日目以降は、午前中はソアレス先生によるワークショップが行われました。和声の持つ役割、楽語の本来の意味、演奏する時にどのような筋肉を使っているのかなどを実践し、私たちの悩みを解決に導きます。例えば、“I have a dream! „に何通りもの言い方があるように、いわゆる「節回し」が音楽を作るという先生の言葉が印象に残っています。午後はピリス先生によるレッスンです。それぞれの学生に合った指導はもちろん、聴講している全ての人に向けて、人として、音楽家として大切なことをたくさん語りかけてくださいました。

中でも心に残ったのは、「みんな技巧的に難しいことばかりを気にかけるけれど、間の取り方や、音の残し方など、そういった小さなことが音楽を作るのですよ」というお言葉です。その「小さなこと」から始まる音楽作りを徹底する姿勢は、後に先生がご自身の練習の様子で示してくださりました。先生の練習風景を見れるなんて、とても贅沢なことでした!

また、私たちが興味深々だったのは、ソアレス先生がピリス先生のレッスンをされていたことです。ピリス先生の演奏を間近で聴くことができて、言葉に尽くし難い感動を覚えましたし、ソアレス先生とピリス先生がお互いに学び合う姿勢、音楽との向き合い方を目の当たりにし、多くの学びを得ることができました。

たくさんの学びを得たワークショップ

2. パヴィアの風景

ホテルを彩るパヴィアの景色も、心に刻まれる思い出です。呼吸が深くなり、自分が自然とつながっているということを感じました。レッスンの休憩時間に散策するのはとても楽しい時間で、ピリス先生もお散歩されていました。

アットホームな雰囲気のホテルでは、毎食、ホテルの方々が美味しい食事を提供してくださりました。ポルトガルの伝統料理なども頂くことができて、あまりの美味しさにモリモリ食べてしまいました!

レッスンの合間に周辺を散策

お散歩でリフレッシュ

ホテルでのバイキング

ポルトガルの伝統料理、鴨肉の炊き込みごはん

ホテルのテラスには野生のキツネの姿も…

Text & Photo/西野きらら(院2)