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作曲専攻(4年制)



NEWS&TOPICS


卒業生が「ジュネーブ国際音楽コンクール」作曲部門で優勝!(2019年11月)

(写真左上から時計回りに)ジュネーブ国際音楽コンクールの表彰式の様子/審査委員長 サーリアホさんと、韓国人ファイナリスト・ ヒョン ジュン スンさんと/審査員の細川俊夫さんと/レマン湖周辺で見つけたコンクールの宣伝

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2012年度 大学院作曲研究室修了
髙木日向子さん(本学作曲講師)

大音で学べたからこそ作曲家としての今がある。
コンクールの審査員が尊敬する作曲家ばかりで、楽譜に目を通していただけることが、落選したとしても今後の励みになると思い応募しました。コンクールであることを意識せずに書いた作品でしたが、良い評価をいただき嬉しく思っています。コンクールで最も印象的だったのはファイナリスト3人が各作品で表現したいことを、作曲者、演奏者、スタッフ、聴衆が垣根なく共有する姿勢です。これがヨーロッパの地で音楽が文化として根付いているゆえんであると感じました。
未熟な私がここまで来られたのも、大音の素晴らしい環境があったからこそ。どんな楽曲でも音にして発表できる学びの場が当たり前のようにあったことは、卒業後、とても恵まれていたのだと思い知らされました。図書館や作曲資料室の幅広く豊富な蔵書も、多様なスタイルを学ぶ必要がある作曲専攻にとって大きな魅力です。受賞をきっかけに、さまざまなお仕事のご依頼をいただくようになりました。これからも気負わず自然体で音楽と向き合い、自身の曲や活動が現代音楽への"扉"を開くきっかけとなるような作曲家をめざします。



映画やCM、ゲーム、アニメの音楽が作りたいなら!



入学者全員に「MacBook Pro」を支給。4年間で作曲のフルコース(あらゆるニーズに応える「作編曲法」)を学び、デジタル機器を駆使する芸術性の高いクリエイターを目指します。在学中からプロデビューする学生も多数輩出!

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週2回×2年間の徹底個人レッスンで、夢を最短実現。4つの専門クラス〈サウンドデザインクラス/DAWクラス/ライティングクラス/電子オルガンクラス〉と個人レッスンのカスタマイズ、さらに専門科目群との掛け合わせで、新時代の作曲家を目指します。




新作をお披露目「作曲作品発表会」


作曲専攻・コース生が創作した新作を発表!学びの成果をぜひご覧ください。

日程:2024年6月21日(金)・11月8日(金)
時間:いずれも18:30~
会場:ミレニアムホール(入場無料)


\ YouTubeで公開中 /

少人数制のアットホームな雰囲気のなか、学生一人ひとりに配慮が行き届いた環境で着実にスキルアップ。完成した自作の曲は年2回行われる「作曲作品発表会」において、学内の本格的なホールで演奏されます。作曲家として貴重な経験を積めるだけでなく、本番を迎えるために必要な作業(演奏者への依頼、リハーサルの日程調整、奏者への解説やプログラムノートの制作など)にも取り組むことで、「演奏会」をつくりあげるプロセスを体験できます。


学びの特色


作曲活動を通じて
創造性豊かな学生を育てる。


作曲について幅広く学ぶのはもちろん、曲作りを通じて人間味あふれる豊かな感性を育てます。
プロ作曲家の育成だけでなく、作曲の技能を生かした職業に就けるよう、学生の目的に応じた指導を実施。
世界的に著名な作曲家や演奏家を、特別講義や授業に招くことも特徴の一つです。

Daionʼs Composition Policy

  1. 音楽全般に対して、プロとして通用するレベルの作曲家を育成します。
  2. 教員や専門学校講師、指揮者として活躍できる人材を育てます。
  3. 学生一人ひとりの将来の目標に合った、きめ細かな指導を主体とした授業を実践します。


「作曲」の基礎を
徹底的に鍛える

大音で特に集中的に取り組むのが「和声学」「対位法」「楽曲分析」です。これらは音楽を構成する軸であり、作曲をするうえで絶対に欠かせない基礎知識です。まずこれらをしっかり身につけることが、自分を表現する作品を作るための第一歩。古典派やロマン派だけでなく、近代音楽や現代音楽にも通じるスキルです。



レッスンはマンツーマンが基本

1対1で行うレッスン「作曲」を毎週開講。個人のレベルに応じた密度の濃い指導を集中して受けることで、クラシック音楽の基礎をしっかり学ぶことができます。


王道の「クラシック」を分析、自曲に生かす

すべての音楽の基礎といえる「古典派」「ロマン派」の作品を中心に、楽曲や和声の構造を分析。メロディー分析、リート形式、複合三部形式…と、ステップアップしながら長編楽曲に取り組みます。


現代音楽をより深く理解する「現代音楽演習」

現代音楽作品の分析と演奏を通して、現代音楽をより深く理解することを目指す授業です。年1回、大学院の現代音楽演習受講生と合同でコンサートを実施。互いに刺激し合うなかで、大きくステップアップできます。


PCで編曲作を再現する「管弦楽法」

管弦楽に用いられる各楽器について、その特性と用い方を研究し、ピアノ曲からの編曲をとおして、それらの組み合わせ方を学習します。


DAW演習室を完備

今や音楽制作の場で必須のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)スキル。MacPCやMIDIキーボードがそろう演習室で、最新の技術やノウハウを学びます。


日本有数の音楽資料を所蔵

たとえば図書館では、絶版になったような古い文献類も貸出可能です。クラシックはもちろん、ジャズ、ポピュラー、ミュージカルなど幅広いジャンルを網羅。楽譜約52,000点、視聴覚資料約54,000点を所蔵しています。また、作曲資料室には楽譜やCDなどの貴重な現代音楽資料がそろい、作曲を学ぶうえで抜群の環境が整っています。

在学生の紹介

(掲載学年、時間割は2023年度のものです)

岡田 征長さん
作曲専攻3年
大阪府立天王寺高等学校 出身

――大音に入学して良かったことは何ですか?
幅広い年代・ジャンルの音楽を基礎から学び分析し、作曲することができることです。多角的に音楽に触れ、それにアプローチすることができるため、非常に面白いです。

――今もっとも頑張っていることは?
今まで学んできた知識や技術を結集し、よりクオリティの高い音楽を作曲することです。たくさんの音楽に触れることができるため新たな視点を獲得しやすいです。

――いつも心掛けていることは?
音楽において対極のベクトルとなる芸術性と大衆性をどう処理するかを常に意識し、多くの人々に愛される芸術的な音楽を目指して作曲しています。

――目標を教えてください。
芸術的な音楽と大衆的な音楽を迎合させ、両者の持つ強みを掛け合わせ、音楽のさらなる高みを目指していきたいと考えています。
  • Timetable
MON TUE WED THU FRI
1
2 データ分析 楽曲分析BIII ジャズ編曲法IV
3 音楽科指導法II 作曲VI
4 音楽科教育法(創作)(ピアノ) 合唱BII(男)
5 総合的な学習の時間の指導法

卒業生の紹介


コンテンポラリー 久保 洋子/作曲家
吹奏楽 高 昌帥/作曲家
酒井 格/作曲家
サウンドクリエイター 信山 斉之/ゲームサウンドクリエイター、株式会社カプコン 執行役員 
合唱 北川 昇/作曲家
映画音楽 渡邊 崇/作曲家、第37回 日本アカデミー賞 優秀音楽賞受賞(2013年「舟を編む」)
指揮者 西本 智実/指揮者
イルミナートフィルハーモニーオーケストラ芸術監督 兼 首席指揮者、ロイヤルチェンバーオーケストラ音楽監督 兼 首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団ミュージックパートナー ほか
プレイヤー 石井 彰/ジャズピアニスト
木村 知之/作曲家、ジャズベーシスト
森本 友紀/作曲家、電子オルガンプレイヤー


若手音楽家の登竜門「日本音楽コンクール 作曲部門」入賞者


第71回 第2位(オーケストラ作品)松浦伸吾
第72回 入選(室内楽曲)河島昌史
第72回 入選(室内楽曲)河村真衣
第75回 第3位(オーケストラ作品)岸幸巨
第76回 第3位(室内楽曲)前田恵実
第76回 入選(室内楽曲)楠田陽子
第77回 入選(オーケストラ作品)森川陽子
第82回 入選(室内楽曲)杉本友樹
第83回 第1位(オーケストラ作品)杉本友樹
第84回 入選(室内楽曲)菱田麻耶
第86回 第3位(室内楽曲)髙木日向子
第88回 入選 柳原美咲


卒業生作品の「全日本吹奏楽コンクール課題曲」採用実績


  • 2018年度全日本吹奏楽コンクール課題曲III「吹奏楽のためのワルツ」高昌帥(委嘱作品)
  • 2017年度全日本吹奏楽コンクール課題曲V「メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~」川合清裕(第9回 全日本吹奏楽連盟作曲コンクール 第1位)
  • 2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲V「暁闇(あかつきやみ)の宴」朴守賢(第7回 全日本吹奏楽連盟作曲コンクール 第1位)
  • 2014年度全日本吹奏楽コンクール課題曲III「『斎太郎節』の主題による幻想」合田佳代子(第24回 朝日作曲賞 入選)


各種作曲コンクール受賞者


松浦 伸吾 第13回 朝日作曲賞入選(『マーチ「ベストフレンド」』)、第71回 日本音楽コンクール 第2位(オーケストラ作品)、第3回 シートマイヤー国際チェレスタ作曲コンクール最高位入賞、第28回 現音新人賞 入選 及び 富樫賞、第2回 国際アルケマ作曲コンクール(IACC) 作曲部門 第1位 及び アルケマ賞
河島 昌史 第72回 日本音楽コンクール 入選(室内楽曲)、2005年「ヴァレンチノブッキ国際作曲コンクール」(室内楽)ヴァレンチノブッキ賞受賞、2015年「ハウプトマン劇場作曲コンクール」(管弦楽)第一位入賞、2018年「ZAikS作家協会設立100周年記念作曲コンクール」(管弦楽)入選、2023年「BASEL COMPOSITION COMPETITION」作曲・管弦楽の部 入選、第34回芥川也寸志サントリー作曲賞ノミネート
河村 真衣 第72回 日本音楽コンクール 入選(室内楽曲)、芥川作曲賞ノミネート、現音新人賞 入選
岸 幸巨 第75回 日本音楽コンクール 第3位(オーケストラ作品)
前田 恵実 第76回 日本音楽コンクール 第3位 (室内楽曲)、第30回 日本交響楽振興財団 奨励賞 受賞、第7回 武生作曲賞 入選、第5回 JFC作曲賞 入選
楠田 陽子 第76回 日本音楽コンクール 入選(室内楽曲)
森川 陽子 第20回 現音作 新人賞 受賞、第28回 日本交響楽振興財団 奨励賞 受賞、第77回 日本音楽コンクール 入選(オーケストラ作品)
岩谷賞受賞、2011年ベルギーでのTactus(室内楽) 入選
合田 佳代子 第24回 朝日作曲賞 入選
朴 守賢 日本クラリネット協会創立30周年記念事業 クラリネット作品コンクール 第3位、第7回 全日本吹奏楽連盟作曲コンクール 作曲部門 第1位、国際現代音楽協会(ISCM)World Music Days 2009(スウェーデン)、2014(ポーランド)入選
立木 貴也 第25回 京都芸術祭音楽部門 京都芸術祭新人賞 受賞、RISUONANZE incontri di nuove musiche(2014、イタリア) 入選、第3回 洗足現代音楽作曲コンクール(B部門:鍵盤楽器作品)入選
杉本 友樹 第82回 日本音楽コンクール 入選(室内楽曲)、第83回 日本音楽コンクール 第1位(オーケストラ作品)
菱田 麻耶 第84回日本音楽コンクール 入選(室内楽曲)
川合 清裕 第32回現音作曲新人賞 受賞、第8回JFC作曲賞コンクール 入選、第3回 洗足現代音楽作曲コンクール B部門(鍵盤楽器部門) 入選、第9回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール 第1位
髙木 日向子 第86回日本音楽コンクール 第3位(室内楽作品)、ジュネーブ国際音楽コンクール 作曲部門 優勝
柳原 美咲 第88回日本音楽コンクール 入選
山田 竜雅 ニュークラシックプロジェクト受賞

教員紹介

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