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Vol.18 紡(つむ)ぎだされる記憶 ーアンドロイド物語ー 舞台挨拶(スピーチ原稿)(2023/4/11)


「紡ぎだされる記憶 ―アンドロイド物語― 」舞台挨拶(スピーチ原稿)


本日はDAIONミュージカル 第12回公演「紡ぎだされる記憶 ―アンドロイド物語― 」にご来場下さいまして、ありがとうございました。
ミュージカル・コースの羽鳥でございます。

2011年からこの大阪音楽大学で指導の仕事に当たらせて頂いております。
私は関東の人間でございますので、当初、この関西の地になじもうと努力をいたしました。
まずは関西弁を覚えようと勉強したのですが、同僚の教員らから「気持ち悪い」との言葉を浴びせかけられ、挫折、断念いたしました。
「たこ焼き」も食べまくりました。「豚モダン」がおいしいと聞けば、線路向こうの店まで買いにもでかけました。
今でも不思議に思っていることがひとつあります。
あの豚モダンでございますが、「豚」というネーミングは分かるのですが、なぜあの形状を「モダン」というのか未だもって謎でございます。ご存じの方がいらっしゃいましたら、〒561-0855 豊中市野田町36の1 大阪音楽大学K号館ミュージカル・コース羽鳥宛までお寄せ下されば幸いでございます。

さて、私は今月を持ちまして定年退職となり、ミュージカル・コースの教育主任を退くこととなりました。
12年間という短い期間ではございましたが、大学当局の全面的なバックアップ、そして何よりも、献身的で優秀な教員スタッフらにも恵まれ、教育主任としての仕事もそこそこ果たせたのではないかと思っております。
幸い、もうしばらくはミュージカル・コースを側面からサポートする役目を仰せつかり、まだまだ「たこ焼き&豚モダン」を頂く日々が続きそうで、小麦粉アレルギーになるのではないかと少々心配しております。

来年度、4月からの教育主任は現在副教育主任の立場である松田ひろ子に替わります。
しかしこれまでのミュージカル・コースの教育理念は変わることなく、今後もコース教員一丸となり、学生らの指導に当たってまいります。

その理念とは?
ミュージカルの世界、演劇の世界で生き残っていくのは、よほどの才能と運に恵まれた人間だけではないかと思っております。このことは毎年入学式終了後に、新入生のみならず保護者の方々にもミュージカル・コースの教室にお集まり頂き、私の考えとしてお伝えしています。
努力する大切さは説きますが、「努力すれば夢は必ず叶えられる」という発言は、少なくとも近い将来社会に出ていく学生らに言う言葉ではないと控えている次第です。

では、このミュージカル・コースで何を学ぶのか?
将来ミュージカル俳優になりたいと思い、一心不乱に学ぶ2年間。しかしこの2年間は自分自身の真の姿と向き合う、辛い2年間ともなります。

・自分は本当にこの世界でやっていくだけの能力があるのか?
・何があっても、耐え抜いていく覚悟が持てるのか?
・技能を伸ばしていくために、継続した努力をすることができるのか?

これらの自問自答を行うことがミュージカル・コース学びの一つでございます。
我々教員の指導は結果的にこの答えを学生らに突きつける2年間でもあります。

硬い話にはなりましたが、ミュージカル・コースのモットーは「明るく、元気に、朗らかに」。おそらく大阪音楽大学の学生らが数多(あまた)いる中でも、最もうるさく、最も騒がしく、エネルギッシュな学生らでございます。
そのエネルギッシュな学生ら、自分の真の姿と向き合った学生らが、本日見せてくれましたパフォーマンス。出演者として紹介させて頂きます。
(以降、出演者ひとり一人の紹介と結びの言葉に続き、出演者全員による「あなたの未来」の合唱で幕が閉まる)

※尚、このスピーチの後、「豚モダン」のモダンは「盛り沢山(もりだくさん)」の略だ、という回答が寄せられた。付け加えておく次第である。