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〈レポート〉2022年度最後の「シンガーソングライティング発表会」


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レポート

2023年度に本格始動する「シンガーソングライティング・コース(大学)/クラス(短大)」。今年度行われていたプレ授業の最後の発表会が1月18日(水)に実施されました。出演した学生は、厳しい予選を勝ち抜いた精鋭たち。「オープニングアクトとして出演するときに披露する渾身の1曲」をテーマに制作した楽曲を披露しました。

この発表会では、全パフォーマンス終了後に、審査員と観客からの投票で優勝者が決定されます。今回は本学の教員らで固めた審査員に加え、特別審査員として、RUNG HYANG特任教授のアーティスト仲間でもある、シンガーソングライターの向井太一さんをサプライズ招聘。これまでとは一味違った緊張感の中で発表会がスタートしました。


ー 出演者ー

三田春愛さん
(短2・ヴォーカルパフォーマンス)

鳥井紗希さん
(短2・ヴォーカルパフォーマンス)

小出夏花さん
(短1・ヴォーカルパフォーマンス)

小西円葉さん
(短1・ヴォーカルパフォーマンス)

石村岳人さん
(短1・ポピュラーインストゥルメント)

米澤怜吾さん
(大1・ヴォーカルパフォーマンス)

倉ヶ市愛さん
(短1・ヴォーカルパフォーマンス)

木村水萌さん
(大1・ヴォーカルパフォーマンス)

上田夢桜さん
(大1・ヴォーカルパフォーマンス)

*出演予定だった福井穂波さん(大1・ヴォーカルパフォーマンス)は、事情により欠席でした。



日々対峙する苦悩や葛藤、恋に揺れ動く繊細な心模様、自分へのエールなど、楽曲のモチーフは十人十色。それぞれの思いが乗った熱い歌声が、会場に響き渡ります。オーソドックスな弾き語りスタイルやピアノ(キーボード)とのアンサンブルが続きますが、中にはトラックメイキングに挑戦した学生も。わずか数分のステージにかける情熱が、全方位から感じられるパフォーマンスの連続でした。ハプニングに見舞われる場面もありましたが、何が起こっても逃げ出さず、全身全霊で挑む学生のたくましさには、大きな勇気をもらいました。

全てのパフォーマンスが終わり、いよいよ結果発表へ。今回優勝した学生は、3月31日(金)にビルボードライブ大阪で開催される「RUNG HYANG×claquepot×向井太一 Billboard PARK 2023」に、オープニングアクトとして出演するというサプライズも飛び出し、学生たちは緊張の面持ちでその瞬間を待ちます。そして見事優勝を果たしたのは……大学1年・ヴォーカルパフォーマンス専攻の上田夢桜さん

上田さんが歌ったのは、音楽ができなくなってしまった時のこと。大学をやめようと考えたほどに音楽で苦しんだ当時のありのままの自分と、その苦境を乗り越え、音楽と向き合うことへの覚悟が込められた、心に刺さる一曲でした。


上田さんは「大学を辞めないでと言ってくれた先生と友だちに、ありがとうと伝えたい。この曲をつくってよかった」と晴れやかに話します。

続いては審査員の講評。中田幾子准教授は「その人にしかない言葉の力、エネルギー、届ける力を感じた。楽・苦・怒・悲…いろいろな感情をなぞって生きてくれたことに感謝の気持ちでいっぱい」と感動を伝え、続けて、学生一人ひとりの目を見て、あたたかい激励のメッセージを贈りました。

中田幾子 准教授


東京のルンヒャンゼミでも審査経験がある向井太一さんは「大阪には大阪にしかない色がある」と感じたとのこと。「みなさんをアーティストとして見ていて、個性豊かで、とても面白かった」と振り返りました。

上田さんのパフォーマンスについては、自身のこれまでの経験から「オープニングアクトとしてステージに立つときは、この一瞬で“かましてやろう”と思ってやってきた。この一瞬でどれだけ自分のことを伝えられるか、どれだけ自分の音楽を伝えられるかがすごく大事。上田さんからはそれがすごく伝わってきた。歌を聴きながら色々思いつくことや浮かぶことはあったけど、最終的にこの人すごくよかったなと思わせるところに、すでにアーティストだと感じた」と称賛しました。

向井太一さん


最後には学生全員に向けて「みんなそれぞれにいいところやのびしろがたくさんあるけど、最終的に“かます”ということを、シンガーソングライターとして、アーティストとして、大事にしてほしい」とエールを送りました。

「1人1人がこのステージに立って、3分間4分間、本当に死ぬ気でやっていたというのをすごく感じて、見ていて涙が出た」と話したのは、担当教員のRUNG HYANG特任教授。

RUNG HYANG 特任教授


「このステージ上がリングのようで、リングに立った以上は何が起きても誰も助けてあげられないし、何が起きても誰にも頼ることができない。そんな状況でみんな本当に頑張ったと思う。この約1年間、3回の発表会で、慣れないことをたくさんさせた。それでもみんなが前を向いて踏ん張ってくれたことに感謝している」と1年間の総括も含めてコメントしました。「今後も、リベンジや次こそはこうやってやろうという機会がみんなの目の前にたくさん降り注ぐと思うので、つかみ取れるように頑張ってください。これからも何かあったら相談してくれたらうれしいし、応援しています。頑張りましょう」と心強いメッセージで締めくくりました。

上田夢桜さんは3月31日(金)「RUNG HYANG×claquepot×向井太一 Billboard PARK 2023」(at ビルボードライブ大阪)にオープニングアクトとして出演予定です。

そして来年度には、いよいよ「シンガーソングライティング・コース(大学)/クラス(短大)*」が本格始動。今後の展開にもご期待ください!

*)大学・短大ともに、現ポピュラー系専攻・コース(ヴォーカルパフォーマンス、ポピュラーインストゥルメント)を再編し、「ポピュラーエンターテインメント専攻・コース」を開設。その中に、ヴォーカルパフォーマンス、ポピュラーインストゥルメント、そしてシンガーソングライティングの3つのコース(短大はクラス)を設け、次世代を担うアーティストの育成に取り組みます。

📣 向井太一さんSPインタビュー近日公開

シンガーソングライティング発表会のこと、アーティストとして大切にしていること、そして「RUNG HYANG×claquepot×向井太一 Billboard PARK 2023」について、お話をお聞きしました!こちらもお楽しみに!