学生 各位

　新年度が始まったところではありますが、本学においても新型コロナウイルス感染の報告事例が増加してきており、第７波の到来を予感させられる状況となっています。
　先日４月初めの健康診断時において、任意でワクチン接種状況に関するアンケートを実施しました。その結果、本学学生の約８割が２回または３回の接種を受けていることが分かりました。このことは、昨年度、本学において無事に授業など学事行事を実施できた要因の一つであったかもしれません。
　今、若い世代での３回目の接種率が低迷していることが報道されています。ワクチンは発症を予防し重症化リスクを減らす効果がありますが、２回接種した場合でも時間経過と共に有効性が低下することが報告されています。学生の皆さんが3回目の接種を受ける意義は社会的にも大きいと考えられます。大阪音楽大学における学びにおいても、その特性上、対面によるもの無しには大きな効果を上げることはできません。学修環境の保持のために、そして皆さんの貴重な学生生活の確保のために、更にはご自身、周囲の友人、先生、ご家族の健康を守るためにも３回目のワクチン接種を積極的に受けることにご協力をお願いします。
　もちろん、ワクチン接種は強制ではなく、あくまでご本人の意志に基づき接種を受けるもので、接種を望まない方に強制するものではありません。また接種を受けない方を特定するものでもありません。感染や接種に関する誤解や偏見に基づく不当な差別は許されません。正しい理解に基づき、行動や対応をお願いします。

2022年4月15日
学校法人大阪音楽大学
理事長　中村孝義

大阪府では、若い世代の接種を加速するため、4月21日から5月22日までを「学生向け接種重点期間」に設定し、大阪府が設置している大規模接種会場での接種を受け付けています。