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Vol.22 観劇雑感(6)「めぐり会いは再び & グランカンタンテ」(2022/09/23)


観劇雑感(6)  「めぐり会いは再び & グランカンタンテ」



●5月某日 「めぐり会いは再び & グランカンタンテ」(15:30 宝塚大劇場 星組公演)


宝塚歌劇に初めて足を運んだのは40年ほど前。友人に誘われてのことであり、今回と同じくミュージカル(お芝居)と「レビュー」の2本立てだった。残念ながらミュージカル作品の印象は覚えていない。しかしレビューのほうは「とにかく元気になるんだ、一度見てくれ」の友人の言葉どおり、その「華やかさ」に目を奪われたことを思い出す。その後、ほとんど見ていないに等しい宝塚歌劇だったが、新たな団員とのご縁により今回の観劇となった。

まずはミュージカル「めぐり会いは再び」。
ややもすれば陳腐に陥るラブ・コメディーだが、その心配は杞憂。明るい気持ちにさせてくれる清々しい舞台だった。
驚いたのは、大変失礼ながら出演者たちの歌唱力の高さ。「表現力=技術+想像力」が持論の私だが、優れた歌唱力を持つ登場人物たちが舞台上で所狭しとイキイキ躍動している姿に、この表現力の高さの源はいったい何なのだろう? と学生を指導する身として深く考え込んでしまった。「才能・素質・努力」。言葉にすれば月並みだが、そのすべてであろう。さらに物語志向の私には、演出も相まったその舞台は、隙のない、実に締まった舞台と映った。そしてとにかく楽しかった。

次にレビュー「グランカンタンテ」。
息もつかせぬテンポでダンスや歌が運んでいき、テーマに沿った構成が素晴らしい。群舞の迫力、繰り返されるナンバーの妙。現在の宝塚ではどの組もこのように見事な構成でレビューが行われているのだろうか。観客を飽きさせることが全くない。宝塚ファンからすれば「何を今さら」であろうが、その力はもはや伝統となっていると見た。

40年前の友人の言葉「とにかく元気になるんだ」は健在であり、「明日も頑張ろう!」と思わせてくれる舞台「宝塚歌劇」を再認識する日だった。