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Vol.12 「湖底のブラームス」パンフレット掲載文① ー高めた価値に拍手ー (2020/3/24)




「夢ではなく、目標を持て」と、私は学生に言い続けています。
目標を定めれば、今、為すべきことが分かります。目標に近づくための日々の努力。それは「今の自分を変える」努力です。
そうした努力を積み重ねた結果には当人が築き上げた尊い価値があり、それは決してその後の他人による低い評価で損なわれるものではありません。「評価」とはオーディションやコンクール、時によっては入社試験etc(エトセトラ)、要するに他の立場から放たれるもののことです。
もちろん受ける評価は当人にとってみれば、その後の人生を左右しかねない一大事ではあります。しかし自らの思惑が届かないところのものですから、こう覚悟を決めるべきだと私は学生たちに説きます。「評価と価値は違う」「評価を受けなくても、努力して築き上げてきた自分の価値が下がるものではない」。
学生たちが2年間努力をし、自らの価値を高め卒業していく姿に私は毎年心から拍手を送ります。もちろん今年も。

そして我々教員。
毎年新たに送り出す卒業生の背中を見て、我々は自らに問うことになります。「この指導で本当に良かったのか? もっと別な指導があったのではないのか?」
指導に技術が必要なことは言うまでもないこと。しかし心なき技術は虚しいし、さりとて技術なき指導は愚昧となります。真(まこと)、指導は難しい。
このように、毎年度末に行うDAIONミュージカル公演は、学生の卒業公演という位置づけながらも、我々教員が自らを省みる機会でもあるのです。
さて、今日の公演、ご来場の皆様の目に学生たちはどのように映るのでしょう。
「DAIONミュージカル第9回公演 湖底のブラームス」にお越しくださり、誠にありがとうございました。