オペラ作曲家たちのアニヴァーサリー・イヤー

2013年(平成25年)は、多数のクラシック音楽作曲家のアニヴァーサリー・イヤーとなった。没後記念の主だった作曲家としては、パウル・ヒンデミット(1895~1963、没後50年)、フランシス・プーランク(1899~1963、没後50年)、セルゲイ・プロコフィエフ(1891~1953、没後60年)、セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943、没後70年)などで、関西でもこれら作曲家の様々なジャンルの作品が取り上げられ演奏された。

また奇しくも当年、「オペラ作曲家」として音楽史に名を残す作曲家たちが相次いで生誕記念を迎えた。ベンジャミン・ブリテン(1913~1976、生誕100年)、ピエトロ・マスカーニ(1863~1945、生誕150年)、リヒャルト・ヴァーグナー(1813~1883、生誕200年)、そしてジュゼッペ・ヴェルディ(1813~1901、生誕200年)である。これを記念し、関西では本学のザ・カレッジ・オペラハウスが「20世紀オペラ・シリーズ」としてブリテン《ピーター・グライムズ》(10月12、14日:ザ・カレッジ・オペラハウス)を、びわ湖ホールが自主制作のプロデュース・オペラとしてヴァーグナー《ヴァルキューレ》(9月21、22日:びわ湖ホール大ホール)を上演。アニヴァーサリー・イヤー中、両作曲家のオペラとしては各々関西唯一の上演という貴重な機会となった。

これに比して、関西においてヴェルディのオペラ関係の公演は外来を含め多数に上り、まさにイタリアの「歌劇王」たる不動の存在感とその人気の高さを改めて印象付けた。没後100年記念に当たった2001年(平成13年)にも様々なヴェルディのオペラが上演されたが、当生誕200年は、大規模なグランド・オペラとしての公演から、コンサート形式、そして親密な室内オペラ風上演に至るまで、ヴェルディのオペラに対する実に多様な舞台づくりがなされたのが特徴であったと言えるだろう。



関西におけるヴェルディのオペラ関係の主だった公演
 

3月9、10日   びわ湖ホールプロデュースオペラ 《椿姫》(びわ湖ホール大ホール)
4月10~13日   フェニーチェ歌劇場 《オテロ》ほか(フェスティバルホール)
5月4日   河内長野マイタウンオペラ・小ホールシリーズVOL.11 《オテロ》(ラブリーホール・小ホール)
6月22日   いずみホール・オペラ2013 《シモン・ボッカネグラ》(いずみホール)
6月27日   関西二期会 オペラ・ガラ・コンサート(いずみホール)
6月29、30日   ハンガリー国立歌劇場 《椿姫》(フェスティバルホール、神戸文化ホール)
6月29、30日   関西歌劇団第95回定期公演 《仮面舞踏会》(メイシアター大ホール)
9月24、25日   ミラノ・スカラ座 《アイーダ》(演奏会形式)ほか(フェスティバルホール)
11月30日   関西歌劇団第1回コンチェルトオペラ 《椿姫》(あましんアルカイックホール・オクト)