付属音楽院開設

2003年(平成15年)4月1日、本学は付属音楽学園を改組転換し、付属音楽院を開設した。付属音楽学園は1957年(昭和32年)に児童音楽学園として開設、1966年(昭和41年)に付属音楽学園と改称したが、創立者永井幸次がめざした音楽の早期教育を実践すべく46年間、一貫して幼児から高校生を対象に、基礎的音感教育、情操教育を中心に行ってきた。しかし時代とともに“音楽”という言葉の持つ概念が多様化し、音楽の享受方法も多様化する中、音楽をグローバルに捉えていく必要があるとして、「個人の趣向や時流と共に変化する“音楽”と真正面から向き合い、音楽と生涯を通して付き合うことのできる場をめざす」という理念のもと、付属音楽院を設立した。

これまでの幼児・小学生などを対象とした音楽の基礎作りから音楽大学進学へのサポートはもちろん、生涯学習の時代にあって、音楽を「いつからでも始められる」「どこまでも学ぶことができる」ものとして受講生の年齢層を広げ、内面的な“裕かさ”を追及する人々にも音楽を楽しみながら学ぶ機会を提供することになった。特に“音楽との対話”を大きな柱にするとして、合奏・合唱などアンサンブルの講座も充実させた。また、主に社会人や卒業生を対象とする公開講座や講義系講座も音楽院オープン企画として開講した。

2003年3月末日をもって音楽学園は閉園したが、音楽学園が行っていた「音楽基礎科目到達度テスト」「受験講座」「短大進学実技適性テスト」はアドミッション・センターが引き続き行うことになった。音楽院は音楽学園で蓄積された経験を生かすとともに、本学の付属機関であることのメリットを最大限に生かしつつ、指導内容と指導領域については将来を見越した社会ニーズに適合したものをめざしていくこととなった。