2001年 ザ・カレッジ・オペラハウス主催公演

4月13日、中村孝義館長はオペラハウスの活動をよりアピールする為、当年度の主催・共催公演を一括して報道関係者に発表。新たに設けた「オペラハウス年間鑑賞セット券」(5種類)の発売、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、同合唱団の新体制についても明らかにした。この新体制は両団のさらに充実した活動を図るもので、管弦楽団は常任指揮者の呼称を首席指揮者と変更、飯森親範が引き続き務め、3月末で退団した初代コンサート・ミストレス林泉の後任に、公募による選考を経て赤松由夏を起用、新たに首席コンサート・マスターとして松本亜土を招聘することになった。赤松はこの松本をはじめ、外部から招聘したゲスト・コンサート・マスターと組んで、1年間は試用期間として経験を積むことになった。合唱団は団内外でオーディションを実施、各パート5名ずつ20名の陣容を整えて本山秀毅教員を音楽アドバイザーに据えた。

年表掲出のオペラシリーズ「世紀末から新世紀へ」Ⅳ メノッティ《領事》、新企画の公募リサイタル以外の公演は以下の通り。


2月16日 ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第25回定期演奏会

第20回音楽クリティック・クラブ賞受賞の実力の真価を世に問うべく、当回より定期演奏会のプログラムを古典派から初期ロマン派の作品に限定してシリーズ化を行った
 
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5月24日 コンサート・オペラ・シリーズ7 ヴェルディ《椿姫》(ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第26回定期演奏会)

ヴェルディ没後100年記念公演。飯森親範指揮、ゲスト・コンサート・マスターに田尻順を迎えた
 
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6月12日 イエフィム・ブロフマン ピアノ・リサイタル

E.P.サロネンの《ディコトミー》が本邦初演された
 
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6月14日 ウィーン・フィルハーモニア・ピアノトリオ演奏会

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスター、ウェルナー・ヒンク率いるピアノ・トリオの演奏会
 
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7月8、9日 サマー・オペラ 新モーツァルト・シリーズⅢ《ドン・ジョヴァンニ》

指揮者山下一史のオペラ・デビュー公演。山下にとって《ドン・ジョヴァンニ》は1985年(昭和60年)から亡くなる89年までアシスタントを務めたカラヤンの横で学んだ思い出の作品であったという。中村敬一教員演出による実験的手法の当シリーズ第3弾は革ジャンのドン・ジョヴァンニ、スーツ姿のドンナ・エルヴィラと衣裳も当世風で、現代に引き寄せた《ドン・ジョヴァンニ》の世界を創り上げた。特殊塗料と照明を駆使して突如床に血の海を出現させるなど、斬新な手法が注目を集めた
 
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オペラ初指揮の
山下一史
 

7月18日 ウィーン・トロンボーン四重奏団

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団など著名なオーケストラの首席奏者らによって1992年に結成された同団の初来日大阪公演
 
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10月8日 第2回オペラハウス定期演奏会

前半は当年度よりザ・カレッジ・オペラハウス合唱団の音楽アドバイザーに就いた本山秀毅教員指揮によるバーバー《アニュス・デイ》とシェーンベルク《地上の平和》で、同合唱団初のア・カペラ(無伴奏合唱曲)演奏であった。後半は飯森親範指揮のモーツァルト《レクイエム》というプログラム
 
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11月9、11日 20世紀オペラシリーズⅠ 芥川也寸志《ヒロシマのオルフェ》

20世紀の戦争の悲惨さを訴えたシリーズ第1弾であったが、9.11同時多発テロとアメリカによる報復開始という戦争の不安が再び世界に募る中、注目を集めた。客席には芥川也寸志未亡人、初演演出の栗山昌良、その稽古ピアノを務めた指揮者の若杉弘らの姿もあり、熱い拍手を送っていたという。上演前には広島出身の糀場富美子作曲《「広島」レクイエム~弦楽オーケストラのための~》を演奏。公演に先立ち10月16日にはミレニアムホールでワークショップを開催。中村孝義館長の司会で、プロデューサーの高橋浩子教員、オペラハウス初指揮となる本名徹次、演出の中村敬一教員、NHKラジオ放送初演当時のプロデューサーで音楽評論家の三善清達が出席。三善は偶然乗り合わせた大阪への新幹線の車中、芥川にオペラ作曲を持ちかけたことからこの作品が生まれたという42年前のエピソードを紹介した
 
ワークショップ
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《「広島」レクイエム》
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ロビーでの原爆関連展示
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11月26日 オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル
 
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