創立70周年に向けて

1985年(昭和60年)に創立70周年を迎える本学は、その記念すべき節目の年をさらなる飛躍の足がかりとすべく、1983年(昭和58年)より早々にその準備に向けて動き出した。
9月20日、理事会、教授会、幸楽会の三者代表が集まり、久保田藤麿理事長を委員長とする「創立70周年記念事業運営委員会」が発足、3事業を実施することがこのとき決定した。
 ・演奏会・公開特別講義など記念行事の開催
 ・本学七十年史の編纂
 ・ホール建設を軸とする環境整備
この決定に従い、全学をあげて取り組むこととなった。

翌1984年(昭和59年)4月9日、「創立70周年記念コンサート実行委員会」が設置され、演奏会の内容、構成、開催期日、広報の方法について協議に入った。1985年(昭和60年)10月1日から創立記念日の15日までに各演奏会、特別講義を集中して行うとの大筋が決まり、あとの具体的な実施作業は企画委員会が引き継ぐこととなった。

70年史の編纂は同じく1984年秋から準備を開始し、関係資料、写真、演奏会プログラム、楽譜などの収集、整理を進めた。1985年9月末に田中学長を委員長に7名の編集委員が決定、スタッフとともに編集方針、構想を練って本学初の年史の編集作業に取りかかった。3年半をかけて1988年(昭和63年)3月、『楽のまなびや』というタイトルで刊行した。

また、施設総合整備計画委員会からの提言を引き継ぐ形で70周年記念事業の一つとなったホール建設については、コンサート・ホールの機能も備えた日本初のオペラハウスの建設を計画。1987年(昭和62年)11月に着工することとなる。