DDR音楽祭

1981年(昭和56年)の5月から7月にかけて、DDR(ドイツ民主共和国)音楽祭が全国的に開催された。これは当時の東ドイツのベルリン、ライプツィヒ、ドレスデンという3つの音楽都市から、ベルリン国立歌劇場バレエと同歌劇場管弦楽団、ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ、ドレスデン国立歌劇場など、総勢670人が来日し、計68回のコンサートを開催するという大掛りな内容であった。

関西ではフェスティバルホールを会場として5演目6公演が行われた。ベルリン国立歌劇場バレエを皮切りに(5月8日)、オトマール・スウィトナー指揮の同歌劇場管弦楽団(5月25日)、翌月にはゲルハルト・ボッセ率いるゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラの公演(6月19日)、そして初来日となったドレスデン国立歌劇場が記念すべき引越し公演を行った(6月27、28日)。同歌劇場管弦楽団はヘルベルト・ブロムシュテットの指揮で演奏会を開催している(7月2日)。

国内ではかつて、ベルリン音楽祭(1974)、ロシア=ソビエト音楽祭(1975、1978)、チェロスロヴァキア音楽祭(1976)など外来演奏家による華やかな興行が催されてきたが、このDDR音楽祭はそれらを上回る内容、規模を誇るものとして聴衆の大きな期待を集めるものとなった。




DDR音楽祭チラシ・プログラム

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