FM大阪開局

1969年(昭和44年)3月本放送開始のNHK-FMに続き、3番目の地方局として1970年(昭和45年)4月1日、FM大阪が開局した。コールサインはJOBU-FM、周波数は85.1MHz。出力は10kw。開局に際して、ベートーヴェンの全交響曲を連続演奏する「ベートーヴェン・チクルス」が放送された。エフエム放送には音質の良さとステレオ放送という特色があり、重点的に音楽が放送された。ポピュラー音楽中心の編成ではあったが、開局当時から数年にわたって毎週土曜日に6時間にわたるクラシック音楽を放送する番組もあり、地域の西洋音楽の普及にも一定の役割を担った。

なお、初期の頃はまだまだ「エフエム」に関する知名度が低かったようで、10周年記念誌の『音づくりこの10年』には、口コミで「エフエム」という言葉を広く大阪の人々に知らせる工夫や努力を試みたエピソードが綴られている。