大学院開設

創立から50年を経て、本学は様々な教学関係の改革を行ったが、次なる目標はいよいよ大学院の開設であった。1967年(昭和42年)11月30日、膨大な資料を整え、大学院音楽研究科の開設申請を行う。入学定員は作曲専攻2名、声楽専攻3名、器楽専攻5名の計10名。明けて昭和43年、私立大学審議会、大学設置審議会と2回にわたる厳しい実地視察を経て、3月18日、認可内定の通知を受け、同30日に正式に認可が下りた。

当時、すでに大学院を有する音楽系大学は東京藝術大学と武蔵野音楽大学のみであった。そこに本学と、同時に認可された国立音楽大学とが加わり、全国で4つの音楽系大学に大学院が設置されることとなった。西日本では初めてのことである。

教員は朝比奈隆、平井康三郎ら計34名。声楽専攻は歌劇研究と歌曲研究、器楽専攻はピアノ研究、ヴァイオリン・ヴィオラ研究、チェロ研究に分かれていた。学則には「音楽の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めつつ、文化の進展に寄与することを目的とする」とうたわれていた。

1958年(昭和33年)の四年制大学誕生とともに、あとは大学院を…と切望していた創立者永井幸次の夢が10年の歳月を経て、また一つ実現したのであった。




大学院設置認可証

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