海外からの刺激

1958年(昭和33年)、「第1回大阪国際芸術祭」が開催され、海外から大勢の優れた演奏家たちが来阪した。このまたとない機会に、本学はこれらの演奏家を招き、積極的に特別講義を開催した。海外へ行って勉強することが現在ほど一般的ではなかったこの時期、来日中の著名な音楽家たちの教えを受けることができるのは大変貴重であり、学生のみならず教員にとっても多くのものを吸収することができたのである。

また、国際フェスティバルなどで来日するような一流音楽家たちの演奏会は入場料も高額であったが、本学は学生たちのために通常の3分の1~10分の1の低料金で聴くことができる「学生たちのための特別演奏会」を主催して、できるだけ多くの若い人たちが素晴らしい演奏にふれることのできる機会を提供した。これは大変好評だったようである。



第1回大阪国際芸術祭出演の中国歌舞団団長と(左)永井学長(昭和33年5月2日)
民族歌曲のレコードと楽譜の寄贈を受ける

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ドイツ・ライン歌劇場専属歌手ハンナ・ルートヴィヒと本学教員たち(昭和34年1月19日)
講義の後には学長室で講師と教員の座談会が持たれることが多かったが、質疑応答に熱が入りすぎて、予定時間をオーバーしてしまうこともあったという

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